生放送の品質を向上させるために、2PC配信を導入することがあります。
2PC配信とは、ゲームをプレイするPCと配信を行うPCを分けて使用する方法です。この記事では、2PC配信のメリットとデメリットについて詳しく解説します。
ゲームと配信を別のPCで行うことで、各PCの負荷が分散されます。これにより、ゲームのパフォーマンスが向上し、フレームレートの低下や遅延を防ぐことができます。
専用の配信用PCを使用することで、エンコード設定を最適化しやすくなります。その結果、視聴者に対してより高品質な映像を提供できます。
ゲームPCで配信ソフトがクラッシュするリスクが減少します。配信用PCが別にあるため、ゲームの不具合が配信に直接影響を与えることが少なくなります。
ゲーム中にチャットを確認したり、他のアプリケーションを使用したりする際に、配信PCを利用することで効率的にマルチタスクが可能です。
2PC配信には2台のPCが必要となり、その分の費用がかかります。また、キャプチャーボードなどの追加機材も必要になる場合があります。
2PC配信を設定するには、キャプチャーボードの接続やネットワークの設定、ソフトウェアの調整など、初期設定が複雑になります。
2台のPCとその他の機材を接続するため、配線が煩雑になりやすいです。整理整頓に気を配る必要があります。
2台のPCを設置するためには、物理的なスペースが必要です。狭いスペースでの設置は難しい場合があります。
2PC配信は、配信の品質向上やトラブルの軽減など、多くのメリットを提供します。しかし、コストや設定の複雑さといったデメリットも存在します。
これらの点を考慮し、自分の配信環境や予算に応じて最適な方法を選択することが重要です。
ここまで記載しましたが、
正直私はあまり2PC配信をおすすめしません。
2PC配信で一番の問題はオーディオ周りです。
ゲームPC側でマイク入力を行う場合、
配信PC側と両方にマイク入力を行わなければなりません。
そのため、オーディオミキサー周りの調整が必要になります。
他にも、映像遅延の問題もあります。
2PC側に映像が届くのは実時間にして0.8秒後ぐらいになります。
※キャプチャボードによりますが
それに対して音声の遅延が0秒となった場合、
音声が0.8秒早い状態となります。
あまり問題ないように見えますが、
実際0.8秒はかなり大きい遅延です。
配信者がリアクション(倒れたり)したときに、
声の方が先に聞こえるので、
声でネタバレになります。
これはキャプチャボードを使ったカメラの配信時にも
同じ用に起こります。
この辺りの調整がとても大変なので、
設定を熟知されている方以外はあまり手を出さないのが無難だとおもいます。
※チャレンジするのは全然いいと思います!