実況パワフルプロ野球2024は、コナミが開発した最新の野球ゲームです。
シリーズとして30週年の記念作品で、今作もリアルな野球体験と魅力的なキャラクターが魅力です。
とくに小山雅ちゃんがかわいいです。
グラフィックは前作の2022とはほとんど変わっていません。
既に完成されたグラフィックという事もあり、特に不満はありません。
もしかしたら、次回作はプラットフォームが変わるので、
それに合わせてグラフィックも大幅に変わるかもしれません。
公式からもお知らせがあるように、
本作はバグがものすごく多いです。
バグか仕様かわからないものも多く、
プレイヤーにとっては非常に不便な状況です。
2刀流の選手の育成が可能になったかわりに、
野手から投手に転向すると、
投手能力が条件無くプラスになるバグがあります。
そのため、コンバートを繰り返すと最強の投手が作れてしまいます。
こちらは明確なバグではありますが、
2022と違って本作は7回以降の打高投低仕様になっています。
いくつかのXのポストをみると、
7回以降に10点を取られることは珍しくないようです。
これはおそらく、
「試合の後半に逆転要素が加わったら盛り上がる」などの、
コナミスイッチが入っているものと思われます。
前作でも多少このような要素はあった気がしますが、
今作はこれがとても強調されているように感じます。
そのため、7回以降に逆転されることが多いので、
そこから逆転できる力がないと甲子園優勝は厳しいものとなっています。
以前は3年で甲子園優勝を目指しているプレイヤーも多かったですが、
今作はそれが難しくなっているように感じます。
パワフェスは、多数のパワプロキャラを集めてボスに挑むモードです。
従来のパワフェスとは異なり、
チーム選んで対戦して、チームメンバーをもらうというものではなく、
1キャラ1キャラ選んでもらって行くモードとなっています。
パワプロキャラは大変多く、
300キャラ近くいます。
1キャラ取得するためには、
ミニゲームをクリアする必要があり、
そのミニゲームの種類は5種類くらいしかないので、
とてもすぐ飽きてしまいます。
また前作のパワプロは、
1プレイ事にキャラの取得状況はリセットされる形でしたが、
今作はリセットされず、ただの周回ゲーになっているのも残念です。
おもしろくなくはなく、致命的なバグもそこまでないので、
無難な仕上がりではありますが、
前作からのファンにとっては少し残念な変更だったと思います。
前作までのパワプロは育成した選手を使って、
別のオンラインコンテンツに挑戦するという物があり、
育成にもやりがいがあったのですが、
今作はその要素がなくなってしまったので、
育成にやりがいを感じにくくなってしまった事が残念です。
バグも多く、バランス調整も不可解という点で、
記念すべき30周年の作品が残念な感じでスタートしてしまったと感じます。